走行日誌其の4 2004年5月2日
「SLやまぐち号を見に行こう。津和野まで。」

さて、仕事柄なかなか連休も取れないお父さんは考えた。
「日帰りなら、なんとか連休中でも遊べる。」
「怜生も此の頃列車大好きだし・・。」
「そうだ!本物のSLを見せてやろう!運がよければ乗れるかも!」
と、いきなり思いつき、朝6時に家族をたたき起こす。
当然嫁は
「あんた今何時だと思ってんの?ふざけんといて!」
と物凄い不機嫌。
マドさんは
「ふにゅ〜、ふにゅ〜、ふにゅ〜。」
と意味の解らない寝ぼけ状態。
レオ君だけが
かっ!と目を見開き
「ふんっ!ふんっ!」と興奮気味。
とりあえずみんなを着替えさせて、車に叩き込む。
「何処行くつもり?わたしもう少しねるけんっ!」
はい。どうぞ。
とりあえず車の少ない道路をさがして進行。
途中コンビニによる頃みんな起き出す。
「梅のお菓子買ってきて。」
はい。お茶と牛乳とパンとオニギリもね。
まずは若戸大橋を抜けて199号で門司港まで。
んで、関門トンネルを通り、下関から2号線を北上。
途中で「みちしお」にて貝汁を堪能。ああ、いつもながらおいしい。
それでもってここで事件発生。
「くさい。なんかくさい。」
あ、レオ、オムツからブツがはみ出している。
こりゃエマージェンシー!とにかく止まらねば!
セブンを発見しここでオムツ替えアンドシート掃除。
なんとコンビニにはファブリーズも売っていたのね!
20分くらいワイワイ嫁とお掃除。その隙に子供達寝る。
でまた2号線で小郡に向かう。そこから山口市方向に。
小郡駅、いまでは新山口駅になりましたがここで嫁が気付く。
「やまぐち号?乗ると?」
いきなり態度豹変。キラキラし始める。
そうです。では、駅に行って調べてきてください。
5分ほどして帰ってきて、今まで見たことないくらい残念そうな顔で
「予約で一杯なんだって・・。もっと早く行くって解っていれば・・。」
だって昨日休みになったんだもん、それは無理だよ。
というわけで出たばかりの「やまぐち号」を追いかけて津和野に向かう。
ナビ君に津和野駅入力、いざ出撃。
山口市内はけっこうな混雑。
そりゃいくら平日とはいえ黄金週間だもんね。
そういえば津和野って島根じゃん!結構な距離だな。
しかしここでシエ君の恐るべき低燃費を思い知る。
まぁずっと下道、しかも60qで走っていたが、燃費は18`。
ほとんどカブ並だこれは。と喜びつつどんどん走る。
なんとか津和野にたどり着く。
そしてSLを探す。あれ?駅にはいない。どこ?何処にいるの?
探しつつ進んでいくと、いました。SLやまぐち号。

おお、カッコイイ!物凄く渋い。まぁ小さい頃から公園とかで
D51とかは見てたけど、C11とかより大きいのは久々。
と言うより、生きてるSLはやっぱ凄い。当に生き物だ。



運転士、機関士も昔の制服。雰囲気は否が応でも盛り上がる。
しかも輪転機で方向を変えるシーンなんかはちょっとした儀式のようだ。
「ポーッ!」とい汽笛にレオ君すくみ上がる。
しかし、静止状態から動き出すまでの短い時間、この大きな鉄の塊は
生きた塊に豹変する。動き出す瞬間に動輪がレールの上で起こす摩擦。
昔見た999のワンシーンを彷彿させる。
重たそうに動き出し、テンポにのってリズミカルに速度を上げていく。
やはり電車には無いなにかがそこにはあった。


一生懸命この車両を守っている人の気持ちが伝わるこのピカピカに
磨き上げられたC571。きっと物凄く可愛がられているんだな。
だって昭和12年製造ですよ、信じられますか?
手がかかって、コストが高く、非効率的。
しかし、低コストで効率的な電車たちに100年後活躍の場はあるだろうか。
撮影に集中しすぎて子供達を忘れていた。いかんいかん。
が、心配は無用。子供達も、嫁も食い入るようにSLを見ている。
客車を連結するために津和野駅に入っていったので私達も途中まで一緒に
走ろうかな。あれ?
よく考えるとここ、構内じゃん!良かったのかな?入っちゃって。
まぁ、殆どの人がガンガン写真撮りにはいっていたし。
で、先回りしながらいいいアングルを狙う。

しかし、なかなかいいカットは撮れませんでした。
まぁ、いいかと車を止めた場所に戻り、さて、温泉でもとナビを見ようとすると、
目の前の道路をフラフラしているレガシーが。
「あ、なんか様子が変だぞ?」
次の瞬間
ドガシャーン!
車は歩道の路側帯に乗り上げ、横転、そのまま滑り続ける。
「こりゃいかん、助けな!」
子供達におとなしくしておくようにと言いつけ、嫁と事故車両に向かってダッシュ。
既に何人かの人が中から人を出そうとしている。
おや?
車に登っているのは?
嫁かよ!
おっさん達に大声でがなりながら中からおいさんとおばさんを引きずり上げてる・・・。
す、凄い。
まぁ見ててもしょうがないので、近くの交番に駆け込み、
駐在さんに救急車の要請をして、ほうきを借りる。
不幸中の幸い、大した怪我はなさそう。
破片を道路わきに避けて、駐在さんにことの一部始終を簡単に説明後
現場を後にする。
よぅ動けたね、と嫁に言うと、
「今頃怖くなってきた。ひざが笑いよう。」
まぁ、ほんとにいいことしたね。
さぁ、だいぶ時間をロスしたから急がなきゃ。
必殺のナビ君検索で温泉マークを探す。豊田町になんか温泉マークが。
あ、そういえば昔ロケで行った気がする。
それでは!と横を見ると、既にみんな爆睡モード。
おーい。
しかたないな、一人で頑張りますか。
2号線に別れをつげ、只管山道をナビの指示に従っていく。
「やっぱコイツ微妙にオカシイぞ・・。」
だって幹線道路をあえて避けているフシさえある。
おーい、着いたよ。

一の俣温泉郷の旅館芳玉。おばあさんが出てきて、
「遠くからよく着たねぇ、ゆっくりしていきなさいよ。」
ではお言葉に甘えて・・。がレオが1分くらいで
「あが〜じゅ〜!」もったいないよぉ。
しかし、我が家の我儘王子は一人で脱走するし泣く泣く上がる。
さて、家に戻りますか。流石に疲れたので
本日は小月ICから高速へ。
走行距離425km。
よく走りました。しかし明日は仕事・・・。